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苦痛の少ない内視鏡検査

内視鏡とは、細い管状のカメラを鼻などから挿入し、胃や大腸を直接観察する検査機器です。内視鏡検査によって、日本人に多い胃腸のがんの早期発見につながることが多くあります。近年では、機器の性能があがり、苦痛も少なく、2分程度でほとんどの検査が終了します。

検査は、「胃内視鏡検査(鼻や口から入れる胃カメラ)」「大腸内視鏡検査(肛門から入れる大腸カメラ)」があります。

当院の内視鏡検査はオリンパス社製の電子スコープを使用し、ハイビジョンデジタルで観察を行っております。
さらにNBI観察という特殊観察も併用しております。
NBI観察とは、物体に特定の光を照射して、その光の吸収の程度を利用して、その物体、病変を見やすくするシステムです。

NBI観察により、数ミリ程度の非常に小さな胃がん、食道がん、大腸がんなどが発見可能です。
さらには耳鼻科領域の咽頭がん、喉頭がんなども早期発見が可能となております。

大腸内視鏡検査(肛門から入れる大腸カメラ)

肛門から細いカメラを入れ、大腸の病気(ポリープ、腫瘍、炎症)がないかを調べます。
ポリープなどの病変が認められた場合には、治療を行います。
検査及び治療時間は10分程度で終了します。

大腸カメラ症例

大きな大腸ポリープの切除手順

S状結腸の1.5㎝程度の大きな大腸ポリープです。ポリープの下に生理食塩水を注入し、ワイヤーで囲んで、高周波電流を使って切除します。切除後は日帰りできるように、クリップで縫い合わせます。

検査2~3日前から控えて頂く食品

大腸の検査を受ける前は、下剤を使って前処置をしますが、大腸内に食べ物の残りかすが残っていると、正確な診断が出来ません。また、検査時間が長くかかってしまします。そのため、前処置の効果を高めるためには、食物繊維と脂肪の少ない食事をとることが大切ですので、必ず、守りましょう。

野菜 キャベツ・にんじん・トマト等
小さな種のある果物 キウイ・イチゴ・スイカ等
繊維の多い食品 ごぼう・さつまいも等
海藻類 ワカメ・ひじき・こんにゃく等

検査の準備について

  • 便の状態を確認しますので、排便状況の用紙(自宅で記入)を受付にお渡し下さい。
  • 検査前に、検査パンツ・検査衣に着替えて頂きますので、着替えやすい服装で来院して下さい。その際、金属類(入れ歯・指輪・ネックレス・時計・ヘアピン・ブラジャー等)は全て外して頂きますので、不必要なものは控えてくるようお願いします。
    ※入れ歯をご使用の方は、入れ歯を入れる容器を用意して来て下さい。
  • 貴重品等、全てロッカーに入れて鍵を閉めて、ソファーに座ってお待ち下さい。
  • ロッカーの鍵・眼鏡は内視鏡室でお預かりいたします。

検査の流れについて

  1. 内視鏡室の検査台に仰向けになります。
    (医師の指示により、必要な方には、点滴をして軽く静脈麻酔をかけて検査を行います。)
  2. 検査時の体位をとります。まずは、両膝を曲げたまま、左側を向いて横になります。
  3. 医師が肛門からカメラを入れ、腸の中を観察していきます。検査が進んでいくと、両膝を曲げたまま、仰向けになり、右足を左足に組みます。検査中は、看護師が声を掛けながらお手伝いしますので、指示に従って下さい。
  4. 検査が終了したら、リラックスルームで少し休んでから着替えて頂きます。
    (静脈麻酔を使用した方は、眠気・ふらつきがないかを確認してから着替えて頂きます。)
  5. 診察をして終了です。

検査後の注意事項

  • 検査時、観察のために、適量の水や空気を入れて腸を洗浄しながら行いますので、お腹の張りを感じる場合がありますが、当院では、炭酸ガス使用しておりますので、すぐにお腹の張りが楽になります。
  • 静脈麻酔を使用した方は、検査後、自動車の運転は控えて下さい。
  • 飲食・運動については、診察後に医師から詳しく説明いたしますが、ポリープをとった場合は、いくつかの注意事項があります。
    • お食事は、消化のよい軟らかいものにして頂きます。
    • お酒は、1週間控えて頂きます。
    • 重たい物を持つ、散歩、ジョギングなどの運動も1週間控えて頂きます。等

検査前日の注意事項

  • 検査食が出されている方は、朝食・夕食は検査食を食べて頂きます。
  • 検査食がない場合は、朝食・昼食・夕食は、素うどんや食パンなど、軽めの食事を食べて下さい。
  • 検査食がない場合は、朝食・昼食・夕食は、具のないスープ類のみにして下さい。
  • 夕食は、夜6時までに済ませて下さい。夜6時以降は、検査が終了するまで何も食べないで下さい。
  • 水分(水・お茶・スポーツ飲料)は、なるべくいつも以上に多くとって下さい。
  • 糖尿病のお薬を飲んでいる方・インシュリン注射をされている方は、中止する場合もありますので、必ず医師または看護師にご確認下さい。
  • 上記以外の普段飲んでいるお薬・サプリメント等は、通常通り飲んで下さい。しかし、夜9時までに済ませて下さい。

◎夜9時に下剤(センノシド錠)2錠を水で飲んで頂きます。

検査当日の注意事項

  • 食事はとらないで下さい。
  • 普段飲んでいる朝・昼のお薬・サプリメント等は、飲まないで下さい。
  • 水・お茶は飲んでも構いません。
  • 以下に挙げるものは飲んではいけません。
    コーヒー・アルコール類・スポーツ飲料・乳飲料・粒入りジュース・果実ジュース等

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